皆さまこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
今週は30期るーの担当です🖋
よろしくお願いします。
もう長月…しかし先は短く、時は全てを前へ前へと運び去り永遠に続くものなどこの世にはない。カレンダーを見るたびにこの台詞がよぎります🍂
さて私が演じさせていただくスコットですが、歌う場面が盛りだくさん。今回はそんな魅力的なナンバーの中でもソロ曲の一つ「♪Life」にまつわる歌のお話をしようかなと思います🏈
この曲「Life」はスコット・フィッツジェラルドという人生を描いたこの作品のテーマ曲にぴったり。知らぬ間に口ずさんでしまうほど私自身大好きな曲なのですが…とても難しい。歌いながらの表現が難しいことはもちろんですが最初の低い音は私の限界音でして、そこからどんどん音域が上がっていき最後には高いところで伸ばす伸ばす♪お稽古を重ねるたびに「音域おばけになりたーい！」と心の中で叫んでいます。笑
このように音域開拓に勤しんでいるのですが、実はこの開拓は今に始まったことではありません。私は初舞台生の時からお稽古とは別にいくつか、自分の克服したい項目ごとに歌課題を課しております。その一つに「ファントム」より♪Where in the world がありまして、永遠の課題曲としてかれこれ一年ほど向き合っているのですが最近の自主練で♪Lifeを歌い込んだことでとても喉が開いたなと思う日に久しぶりに歌ってみたんです。そうしたら一番高い最後の音がそのまま裏声にならずに出すことができまして…！✨高い音域で男役としての深みのある声をキープするのって本当に難しく、そしてその中に感情をいっぱい詰め込んで変化させていく…この曲は歌の持つ意味や技術、構成において「♪Life 」と通じるところが沢山あるんです。
その相乗効果でしょうか。♪Life も歌い上げたなと思える時が徐々に増えてきました（…たぶん。笑）😮💨一年ほど経て、母音の発声練習や音域を広げる発声など先輩方にご指導をいただいたり自分なりに色々勉強し練習してきたことがやっと少しずつ生きてきているのかな…ソロを一曲仕上げていくって想像以上に時間と地道な努力が必要で人を成長させてくれるんだなと、ひしと実感しております。最近では歌指導の同期が夜中に電話越しにFBしてくれたり歌い方や練習方、歌詞の解釈について議論したりすることも。沢山の方のお力をお借りしてスコット役を作らせていただいております。私は”歌”ってその人物のあらゆる断片が短い時間にぎゅっと詰まったものだと思っているのでこれからも最後の一瞬までとことん向き合っていきたいと思います！
公演も近づき、あと何回お稽古日記を書けるのかという時期になってまいりましたのでいつもより語ってしまいました☺️最後までご覧くださりありがとうございます。お稽古ではみんなが普段の会話から役に入っていたりと心から役と向き合ってるのが伝わってきて温かい気持ちになります。
まだまだ残暑も続きますので
皆様もご自愛ください🎐
次回の担当は一緒に芝居をすると笑いを堪えるのが大変な30期のコメディエンヌ、いちかです。お楽しみに🌷
30期 るー
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