皆さまこんにちは。
30期のるーです。
だんだんと秋も深まってまいりました🍁そろそろホットココアの出番ですね☕️
今公演も同期のいちかとお電話しながらアクセサリーを作っていたのですが珍しくパーツたちが言うことを聞いてくれなくて始終ぷんすか怒っていました(笑)一年前は私じゃなくて彼女が怒ってたことを思い出しまして二人で懐かしさに浸っていた今日この頃です…。今年のいちかはアクセサリーではなくホームページと格闘していました。みなさん特設サイトはもうご覧になりましたか?いちかが沢山たくさん頑張って作ってくれました。キャストのQ&Aも面白いのでぜひ公式HPからチェックしてみてくださいね✨
前置きがとっても長くなりましたがもうすぐこの公演期間も最後の盛り上がり、ラストパーティーへと突入して行きます……あっという間ですね。ひぃぃぃこわ。笑
ではでは役について語れる最後の機会なので思いっきり!書かせていただきます。どうぞお付き合いください☺️
——— そうだ、昔の書類を整理してたら面白いものを見つけたんだ。学生時代の目標ノート。(二幕19場 : スコット)
私がMMGに入った時からつけているノートの冒頭には“何もしなくてもかっこいい男役になりたい”と書いてありました。それは初舞台の時本稽古の見学をさせていただいた時に主演の先輩が、ただ立っていらっしゃるだけで本当に醸し出されている雰囲気が素敵でかっこよくていつか私もこういう表現ができるようになりたいなと思って書いたんです…🖋(皆さんぜひ明日への指針を見てください)
そして今このタイミングでいただいたスコットという役は、一番この男役像を体現できるチャンスが詰まっている役かもしれないと思っております。と言いますのも全然かっこよくない役でして、マックスのように仕事のできるチャーミングなイケおじでもないし、ヘミングウェイのように荒っぽい男らしさなんてこれっぽっちも持っていない。ましてやエドゥアールのような色気ダダ漏れな役でもない。一般的に好かれるような“イケメン”ではなく色々な部分で”弱い”男なんです。しかし彼の一番の魅力はガラスのような繊細な心でありながらも自分の弱さと向き合える力を持っていること。私はその姿にぐっと惹きつけられました。
そんな彼を表現するためには彼の内面の弱さを曝け出さなければいけません。どうしたものか…とノートを読み替えし先輩方の舞台姿を見直して原点に立ち返った時、男役を演じるという意識を一度捨ててみようと思いました。舞台で「役」として生きること、その姿こそが舞台人としてかっこいい姿で、そのために普段から所作や基礎を身につけて、ナチュラルに異性としてのお芝居ができるようその土台を磨かなければならないんだと気付かされたと言いますか…つまりは演じる役がたまたま男性であったと言う感覚、“かっこいい男役”というのは役を演じた上で後からついてくる言葉なのかなぁと思ったのです。(…こりゃ一生ついてこない気がしました。笑)
そのような姿をお見せするにはほんとに泣きたくなるくらいまーだまだ道は長く、迷子になる時も多いですが、でも最後まで諦めずに…!MMGに出会えたからこそこんなにも自分と向き合い、新しい自分との出会いが沢山ある時間を過ごせたんだなと今心から思います。あぁぁぁもうすでに緊張しすぎて幕なんて開いたら心臓発作起こしそう…👀
Vitality shows in not only the ability to persist but the ability to start over.
——— F. Scott Fitzgerald
皆様にもこの言葉を添えて。🥀
次回のお稽古日記は本当に素敵な娘役さんになりました、大好きな同期のいちかです。個人的には30期は実は8人もいるのですが、いちかはずっと同じ舞台に立ってその度に色々な悩みも葛藤も一緒に乗り越えてきた唯一の同期で、やっとこの公演で初めて彼女としっかりお芝居ができ本当に嬉しいです。ひとたび舞台に立てば変幻自在に魅せてくれる彼女にぜひ、射抜かれに来てください✨
いつもたくさん語ってしまいますが今回も長くなってしまいました!笑
最後までるーの長い長いお稽古日記にお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。
30期 るー
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